会員限定イベント

平成28年1月9日(土) 企画展スペシャルガイド&野鳥観察会

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日 時 平成 28年1月9日(日)
  10:00~15:00 
場 所 茨城県自然博物館企画展示室・セミナーハウス
野外施設
定 員 40名
※応募者多数の場合,抽選となります。
講 師 茅根重夫先生 
希少野生動植物種保存推進員
参加費 ●おひとり          100円
   ※ 保険料・消耗品代として
 
*当日のおおまかな日程は会員のみなさまに郵送でお送りしております。お申し込み前にご確認ください。
*申込締め切り:平成27年12月22日(火)

平成28年1月9日(土),友の会会員限定イベント「企画展スペシャルガイド&野鳥観察会」を実施しました。午前の部では,企画展示室において,展示内容の詳しい説明を動物研究室の潮田先生から聞きました。続いて「ダニの本当のすがた」と題した講座で,希少野生動植物種保存推進委員の茅根重夫先生からレクチャーがありました。その後ダニを含む土壌動物の観察をするために野鳥の森に出て,土を採取し土壌動物を顕微鏡で観察しました。思っていたよりもたくさんの生きものを観察することができました。午後の部では,動物研究室の後藤先生よりレクチャーがあり,その後班ごとに異なったルートで野鳥観察をしました。ミュージアムボランティアの野鳥チームが各班に入り指導をしてくださいました。天候にも恵まれ暖かく過ごしやすい1日で,参加者のみなさんも楽しい思い出をつくることができました。



潮田先生によるカラスについてのレクチャーです。嫌われものとして展示されていますが,子育てのために必死で針金のハンガーを集め,巣作りをしているようすを聞いたり,映像で確認して参加者も驚いた様子でした。

嫌われものの代表格であるヘビです。ジムグリの子どもですが,子どもたちは嫌がることもなく,怖がることもなく,興味津々で触れていました。こうした貴重な体験をすることで,本当はおとなしいヘビに苦手意識を持たないで欲しいと思います。

茅根先生の「ダニの本当のすがた」と題した講座です。ダニをはじめとする土壌動物を観察するために,野鳥の森で土を採取し,ツルグレン装置を使って土壌動物を分離しています。どんな生きものが観察できるか楽しみです。

採取した土を顕微鏡で観察です。どんな土壌動物が見えてますか?先生の話によるとダニ,トビムシ,カニムシ,ミミズ,ムカデなどたくさんの生きものが存在しているとのことでした。みなさん顕微鏡に釘づけでした。

これがカニムシの1種です。まるでザリガニのような姿です。その他ササラダニなどを観察することができました。特にササラダニは落ち葉などの腐植質を主食としているダニで,森林生態系の中で分解者的な位置を占めているとのことでした。

午後の野鳥観察です。MVの野鳥チームの伊藤さんに,双眼鏡の使い方を指導していただき,さっそくとんぼの池のカルガモの様子を観察しに行きました。たくさんのカルガモのなかにひとつがいのマガモがいて,その2種類のカモの違いなどを確認しながら楽しく観察をしました。