平成22年度 イベント報告
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友の会の創立を記念して毎年実施している「ミュージアムフレンズデー」も今年で15回目となりました。そこで,今回は特別に「14ひきのシリーズ」で有名な絵本作家のいわむらかずお先生におこしいただき,朗読も取り入れた先生のおはなし会を実施しました。テーマは「里山の絵本美術館」。先生が絵本を作る際には,周りの自然をじっくり観察していることがわかり,生きものとのたくさんのエピソードを教えていただきました。途中カエルの鳴き声のまねやダジャレも飛び出して楽しい時間となりました。“食べること大事→家族が一緒に食卓を囲む→すばらしいこと”というお話がとても印象的でした。
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いわむらかずお先生 | 「お話たのしかったです」 |
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冬の野鳥観察と漁港満喫をテーマに企画した今回は,参加者とスタッフで60人乗りのバスが満席になったとても賑やかなイベントでした。観察地は神栖市にある神之池(ごうのいけ)と波崎漁港,そして利根川を渡ったところにある千葉県銚子市の銚子漁港です。神之池では,体が白くて目のまわりが黒い,パンダのようなミコアイサに出会い,その愛らしい表情にみなさん釘付けになっていました。波崎漁港と銚子漁港では,海鳥の見分け方を教わりました。一見同じ種類に見える海鳥も,くちばしや体の色をよく観察すると,その違いがあります。もちろん,お昼には海の幸を満喫!お土産にアンコウを買ったなんていう方もいらっしゃいました。
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プロミナを使って観察 | こんなに参加してくれました |
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ぽかぽか陽気の12月5日,毎年恒例の「クリスマスレクチャー」を実施しました。はじめに菅谷館長から来年の干支“ウサギ”のおはなしがあり,世界にはたくさんの種類のウサギがいることを教えてもらいました。そして,“いとたけ和奏”のみなさんによる箏と尺八のコンサートでは,本格的な曲から子どもが歌える曲まで5曲演奏していただきました。生演奏の音はとても心に響き,映像ホールが心地よい空気につつまれたのが印象的でした。その後も,交流会ではガマのマスコットをつくったりサンタさんが登場したり,とにかく博物館とクリスマスを満喫した1日となりました。
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館長とミッフィーちゃん | 箏と尺八のコンサート |
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とうとう農業体験連続講座の最終日がやってきました。この夏の猛暑の影響でサツマイモの葉を食べる虫が大発生し,夏の終わりは大ピンチに陥りましたが,今日は楽しい収穫体験をすることができました。大きなサツマイモを傷つけないように,お父さんとお母さんと男の子3人がかりで掘り出している時もあり,家族一丸となっている姿がとてもほほえましかったです。トウモロコシが強風で倒れたり,サツマイモの葉が虫に食べられたり,今年度は手入れがとても大変でしたが,その分農業の大変さを実感することができました。
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掘ったイモと記念写真 | たくさん掘りました |
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「成田層の貝化石」阿見町の島津では,古東京湾の海底に堆積した地層「成田層」を観察できる場所があり,そこでは12万年前に海に生きていた生きものの化石を見つけることができます。今回は残暑厳しい中,そこで化石の発掘を体験してきました。はじめのうちは足もとに転がる貝化石に驚いていたみなさんでしたが,30分後には採集に熱中。大きいものや小さいもの,ペアになっている二枚貝や,サンゴやカニやウニなどの珍しいものを見つける度に声をあげ,みんながかけよるという光景がありました。午後は霞ヶ浦環境科学センターを見学し,霞ヶ浦とハス田ののどかな景色を満喫して帰ってきました。私もはじめて本格的な化石堀りを体験しましたが,化石にはロマンを感じました!
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事務局員のねらいはカニ | 今日の収穫 |
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今年度は,ペルセウス座流星群を見るために夏の宿泊イベントを企画しました。芝生広場に寝転がりながら夜の2時まで空を眺めたり,寝袋で博物館のセミナーハウスに泊まったり,普段はできない体験を求めて66名があつまりました。しかし,台風が近づいてきたため空模様は悪く,時折あらわれる雲の隙間から,流星が見えるチャンスをひたすら待つといった状況でした。何個も見つけることはできませんでしたが,特大の流星が見えた瞬間には,歓声と拍手がおこりました。雲がでてきた時には博物館探検をしたり,みんなで一緒に寝たり,貸切の朝の野外施設を散策したり,思い出に残る夏の一夜でした。
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寝袋でおとまり | 朝は貝化石堀りに夢中 |
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まちにまったトウモロコシの収穫でしたが,猛暑再来で蒸し暑く,帰る頃にはTシャツが汗でびっしょりになりました。そんな中の収穫作業は,農家の方の苦労をちょっとだけ体験することができました。「採りたてのトウモロコシは,生で食べても甘くておいしいよ!」という農協の染谷先生の言葉に反応し,みんなでかじってみました。甘味が強く,とてもおいしかったです。このイベントの目的のひとつ,“自分で育てた野菜のおいしさを味わう”ことも達成できました。ボランティアのみなさんのアドバイスもあり,持ち帰ったトウモロコシは冷凍保存をして冬のクリームシチューまで楽しむようです。秋のサツマイモの収穫も楽しみですね!
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しっかり実ったトウモロコシ | その場でむいてかじったよ! |
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朝10時から夜10時までの12時間耐久昆虫観察会・・・連日の猛暑や夕方からの雷雨の予想,そして何よりみなさんの集中力と体力が続くのか,心配事はつきませんでしたが,終わってみると12時間を感じさせない濃密な1日となりました。昼の昆虫採集と観察,チョウの鱗粉転写,昆虫スケッチ,バナナトラップ作りと設置,そして夜の昆虫観察をしました。カブトムシやノコギリクワガタをはじめ,トンボ,バッタ,チョウなど,採集をしてはその場で久松先生にレクチャーをしてもらいました。夜はセミの羽化やホタルも見られたので大満足!夏の思い出に,夕飯はみんなで竹筒ごはんを作って食べました。竹の香りのするごはんはおいしかったです!
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その場でトンボのレクチャー | ライトトラップも設置 |
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今回は,トウモロコシの摘果とサツマイモのつる返しを行いました。1か月の間に大人の背をも追い越したトウモロコシには実が数本ついていましたが,今後しっかりと栄養がとどくように,大きな1本を残して全てとってしましました。また,マルチを多い尽くすほど長く伸びたサツマイモのつるも,イモにしっかりと栄養がとどくように地面からはがしてひっくり返しました。真夏日の中でのこの作業は重労働で,下を向いて頑張るみなさんの顔からは大粒の汗がおちていました。暑い中でも,子どもたちはアリやカエルと遊んだり,おばけトウモロコシ(黒穂菌)を観察したり,外での作業を満喫していました。次回はいよいよトウモロコシの収穫だ!
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こんなに大きくなりました | つるを返すのは重労働 |
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記録的な暑さとなったこの日,「トウモロコシとサツマイモ」の第2回を実施しました。今回は,小さいけれどうねの間にみっちり生えた草をとり,トウモロコシの剪定を行いました。トウモロコシは,播種の際に2粒づつまいたため,1つの穴から2本の茎がでています。もったいないようですが,そのうち元気のよいまっすぐに伸びている茎を残して剪定します。この作業が,よりおいしくて立派なトウモロコシの収穫につながるのです。それにしても今日は暑かった・・・みなさんお疲れ様でした。
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うねの間は雑草だらけ | 剪定は真剣 |
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今年で5年目となる友の会の農業体験講座。天候にも恵まれ,予定通り第1回を実施することができました。はじめは,畑にたてるネームプレートをつくったり,一緒に頑張る仲間同士で自己紹介をしたり,講師の先生からお話を聞いたりしました。畑に移動した後は“大きく立派に育ちますように”と願いを込めながら,トウモロコシ2種の種をまき,サツマイモ2種の苗を植えました。前回に引き続き,今回も記録帳を用意したので,イベント終了後にはトウモロコシの種やサツマイモの苗をスケッチする子どもたちの姿も見られました。さてさて,ちゃんと育ってくれるかな・・・
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ネームプレートも手作り | 終了後にはしっかり記録 |
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毎年恒例の“春の植物観察会”ですが,今年は福島県矢祭町にある滝川渓谷に行ってきました!“ハイキング”というフレーズに大きな力があったのか,申し込みは定員の2倍・・・嬉しい悲鳴をあげながらスタッフ講師増員のもと,参加人数歴代一位の植物観察会を実施しました。
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きれいに咲いたニリンソウ | 過去最高人数の植物観察会 |
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4月だというのに雪が降ってしまったこの日,午後から天気は回復に向かい,夜になると雲の切れ間から惑星や春の星座を観察することができました。特に土星は,環が串,土星本体がお団子に見え,まるで串団子のようでした。春の観察会といえば,うしかい座のアークトゥルス,おとめ座のスピカ,しし座のデネボラがつくる“春の大三角”をみることが醍醐味ですが,今回も何とか三つの星がつくる三角形を確認できたので喜ぶ声が聞こえてきました。
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チャンスを逃さず観察 | 串団子のような土星 |