会員限定イベント

平成27年5月9日(土) 「葉っぱとムシのヒミツの関係」

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日時 平成27年5月9日(土)
10:30~12:00,14:00~15:30 
※天候不良時は内容を変更して実施します。
観察地 茨城県自然博物館野外施設および講座室
定 員 各回30名
※平成27年度友の会会員が対象です。
※当日受付,先着順となります。
講 師 自然博物館植物研究室職員
自然博物館動物研究室
参加費
おひとり 100円(保険料として)
 
*当日のおおまかな日程は会員のみなさまに郵送でお送りしております。お申し込み前にご確認ください。

平成27年5月9日(土),茨城県自然博物館講座室および野外施設にて,友の会会員限定イベント「葉っぱとムシのヒミツの関係」を実施しました。講師には,博物館植物研究室の小泉直孝先生,動物研究室の中川裕喜先生をお迎えしました。
天候が少し危ぶまれましたが,最後まで楽しい雰囲気で実施することが出来ました。定員は先着30名でしたが,午前は27名,午後は20名の方にご参加いただきました。家族づれの皆さんや小学生がおひとりで参加されるなど,葉っぱとムシへの関心の高さを感じさせられました。最初に先生方から葉っぱ(植物)とムシ(昆虫)の関係についてお話をしていただき,野外に出て観察をしました。植物の周りに集まり,葉っぱの名前や特徴,ムシとの関係など,皆さんとても熱心に取り組まれていました。





はじめに中川先生から植物と昆虫の関係についてお話していただきました。先生が質問すると,お子さんたちが元気よく手を挙げてこたえてくれました。


花の谷のシャクヤクの花畑では,花の中の多くの種類のムシに皆さん感動していました。コガネムシの仲間は,さわるとすぐに死んだふりをしてしまうようでした。


小泉先生による,アカメガシワについての説明です。若い葉っぱは赤くてたくさんの毛で覆われていて,昆虫に食べられにくくしています。葉は成長すると緑色になります。


中川先生が今日のためにネットで葉を覆い,アカボシゴマダラの幼虫を育ててくれていました。一部さなぎになってしまっていましたが,お子さんたちが一斉にのぞいていました。


葉についたこぶ(むしこぶ)について,小泉先生からお話がありました。中にはダニがいたり,ハエの幼虫が入っていたり・・・葉っぱとムシのヒミツの関係に驚いていた方も多かったようです。
 


最後に,中川先生からまとめの説明がありました。
クイズシートをもって野外観察に出たので,こたえ合わせとともに,植物とムシが共生をしていることを実感しました。